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AI研修 約6分で読めます

AI研修に使える助成金はいくら戻るか。岡山・倉敷の中小企業向けに整理した

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倉敷・岡山でAI業務効率化とWeb/LP制作を支援

社員にAI研修を受けさせたい。でも研修費が高くて見送っている。そういう会社向けの制度が、国にあります。人材開発支援助成金の「事業展開等リスキリング支援コース」です※1。中小企業なら研修経費の最大75%が支給され、生成AIの研修は対象の代表例とされています。

ただし、要件と申請の順番を知らないまま動くと空振りします。倉敷・岡山の会社を想定して、数字と落とし穴を出典つきで整理しました。

いくら戻るか。30万円の研修なら実質7.5万円

中小企業の場合、対象研修の経費の75%が支給されます。上限は研修時間で変わり、合計10時間以上100時間未満の訓練で1人あたり30万円です。さらに、研修を受けている時間の賃金助成が1人1時間あたり1,000円つきます※1

1人あたり30万円の研修を受けさせた場合
研修費
30万円
経費助成(75%)
22.5万円
実質負担
7.5万円

※ 厚生労働省の公表資料※1をもとにした筆者試算。これとは別に、受講時間分の賃金助成(1人1時間あたり1,000円)が付きます。

このコースは令和8年度末までの時限措置です。恒久制度の人材育成支援コースもありますが、助成率は下がります。

対象になる研修の条件は、合計10時間以上

対象は、通常業務から離れて行うOFF-JT訓練で、合計10時間以上のものです。2時間の勉強会や半日セミナーは、単発では対象になりません。助成金を使う前提なら、最初から10時間以上のカリキュラムとして設計する必要があります。

「生成AIの研修が本当に対象になるのか」はよく聞かれます。このコースの対象は事業展開やDXに関連する訓練で、生成AI研修は代表例に挙げられています。ただし個別の判定は労働局が行うので、計画届の段階で確認してください。

落とし穴は、申請の順番

申請は研修が始まる前です。訓練開始の6ヶ月前から1ヶ月前までに、訓練計画届を労働局へ出します。研修をやったあとに「助成金があったな」と思い出しても、間に合いません。

空振りの典型は2つです。

  • 研修をやってから助成金を探す(計画届は開始前が締切。事後申請はできません)
  • 10時間未満のセミナーに助成金をあてにする(合計10時間以上が要件です)

逆算すると、動き出しは早い方が安全です。計画届の締切が開始1ヶ月前なので、年度末の駆け込みは間に合わない可能性があります。

岡山市内の会社なら、道具の導入費にも別の補助がある

研修の助成金とは別枠で、岡山市には「IoT・AI等先端技術導入支援補助金」があります※2。本格導入の枠は補助率1/3・上限750万円で、システム開発費・ソフトウェア購入費・クラウド利用料などが対象です。岡山市内に本社か主要な事業所がある中小企業者が対象です。

注意点として、この導入枠は前年度に市の事前検証事業を実施済みであること(または独自検証で同等と認められること)が前提です。小さく検証してから本格導入へ進む、二段構えの制度設計になっています。令和8年度の事前検証枠の募集は6月末で終了しており、導入枠は8月31日締切の回が募集中です(予算がなくなり次第終了)。

整理すると、人を育てる費用は国の助成金、道具を入れる費用は市の補助金、と別の財布です。順番としては、まず小さく試し、本格的に人を育てる段階で10時間以上の研修を組んで計画届を出し、道具を入れる段階で市の補助金を検討する流れになります。

正直な注意書き

この記事は制度の紹介であって、受給をお約束するものではありません。審査と個別の判定は労働局・岡山市が行います。要件や金額は変わることがあるので、動く前に必ず出典の公式ページで最新情報を確認してください。

また、申請書類の作成代行は社会保険労務士の業務です。僕は研修を設計して実施する側で、申請の代行はしません。顧問の社労士がいる会社は、計画の段階で一度相談しておくとスムーズです。

僕の研修は、この要件に合わせた設計に対応しています

僕は倉敷・岡山で、非エンジニア向けのAI研修をやっています。研修のあとも現場でAIが使われ続けることを、一番大事にしています。助成金はその後押しという位置づけです。そのために、単発のハンズオンで終わらせず、振り返り回まで含めた合計10時間以上のカリキュラム、つまりこの助成金の要件に合う形の設計にも対応しています。

カリキュラムの中身と進め方は AI研修・セミナーのページ にまとめています。「何から手をつけるか」の段階の相談でも構いません。

出典(2026年7月17日閲覧)

  1. ※1 厚生労働省「人材開発支援助成金」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html
  2. ※2 岡山市「IoT・AI等先端技術導入支援補助金(検証済み先端技術導入事業)」:https://www.city.okayama.jp/jigyosha/0000081279.html

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受給を保証するものではありません。申請の可否・審査は労働局の判断です