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データ・調査

カフェを出すなら何を出すか、を商圏のデータで考える

倉敷の飲食店から「誰をターゲットにすればいいか分からなくなった」と相談を受けました。その店で実際に使った考え方を、公開データだけで作れる美観地区のカフェ商圏で再現しています。

商圏調査のイメージ(地図のピンとデータ分析パネル)

最初の問い

相談の中身は「誰をターゲットにすればいいのか。この先どういうコンセプトでやっていけばいいのか」でした。

店主の頭の中には、感覚でつかんだ商圏があります。それがデータで見た商圏と合っているかを最初に確かめることにしました。

そこで問いを「どのお客さんに、何を出すか」に置き直しました。

考えた順番

  1. 問いを決める

    決めたいことを「どのお客さんに、何を出すか」の1つにします。

  2. 見るものを3つに絞る

    周りの競合、競合の価格帯と評価、商圏に住んでいる人です。どれも誰でも見られる公開データで取れます。

  3. 並べて空白を探す

    競合が多い価格帯と、ほとんど無い価格帯を並べます。住んでいる人の年齢や世帯の形も同じ地図の上で見ます。

  4. 現在地を整理する

    出てきた材料をもとに、3C、SWOT、4Pの枠で店の立ち位置を整理しました。

  5. 打ち手を決める

    お客さんと商品の組み合わせを決めて、店主が動きます。

AIに任せたところ

  • 地図データ、グルメサイトの公開ページ、国勢調査の3つからデータを集める作業
  • 集めたデータを突き合わせて、分布の空いているところを候補として並べる作業
  • 毎週の競合データの取り直しと、公開ページの更新

人が決めたところ

  • 何を見るか。データの取り方も僕が決めました。取得の前に robots.txt を確認し、許可されたページだけを3秒あけて取っています。口コミ本文や写真は取りません
  • データで言い切れることと、推定が混ざることを分けて表示すること
  • 空いている価格帯が「狙い目」なのか「需要がないから空いている」のかの見極め。これは現場を知っている店主にしかできません
  • 最後にどの打ち手を選ぶか

分かったこと・次に使える形

店主の頭の中の商圏と、データで見た商圏にずれがありました。観光客が中心の店でしたが、徒歩圏には地元の人が多く住んでいます。

話し合いの結果、平日に地域の人へ向けたメニューを新しく作ることになりました。いま売上は前年比でプラスです。決めて動いたのは店主です。

再現したカフェ商圏でも同じ見方で空白が出ました。昼の予算が分かる314店のうち、2,000円以上は8店だけでした。

業種が変わっても順番は同じです。メニューの見直しや値付け、チラシを配る範囲を決めるときにも使えます。

使った道具

Claude Code/OpenStreetMap/食べログ公開ページ/国勢調査 小地域データ

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